春爛漫、富山が魅せる 「絶景・美味・体験」の月。
本月、富山県観光ウェブアンケートには全国から多数の回答が寄せられた。回答者の多くが県外からの来訪者で、関東・中部・近畿の三大都市圏が広域集客を支える月となった。本章では、自由記述欄に表れた本月特有のトピックを5つに整理する。
本月の回答者は、関東・中部・近畿の三大都市圏から幅広く来訪している点が特徴的である。富山県内回答者と北陸(石川・福井・新潟)からの回答も一定数あり、近隣からのリピーター層も厚い。属性分布を把握することで、後続の感動・課題分析の解像度が高まる。
自由記述欄に表れた「最も幸せに感じた食べ物」「最も幸せに感じた観光地・体験」を集計すると、本月の富山観光の中核を担う食材・スポットが明確に浮かび上がる。
これら3大スポットに、雨晴海岸からの立山連峰の眺望(97件)、桜・花見(77件)、温泉(64件)が続き、本月の富山観光は「春の花」「雪山」「海と山の共演」「温泉」という4つの軸で構成されていることが分かる。
女性と男性で、感動の対象と困りごとの傾向に明確な差が見られた。「花」「桜」「春の景色」への感動度は女性が際立つ一方、男性は「温泉」「眺望」志向が相対的に強い。
女性は「駐車場」「飲食店の確保・予約」など現地での具体的不便への言及が多い一方、男性は「公共交通」「混雑」など移動全般の課題への着眼が見られる。
20代の「ホタルイカ体験」「アルペンルート」志向、30代の「春の四重奏」、60代の「リピーター型観光」など、年代ごとに楽しみ方の重心が大きく異なる。年代別の重点訴求先を以下に示す。
夫婦旅、ひとり旅、大人の家族、子連れ家族など、同行者構成によって感動の対象も課題も明確に変わる。マーケット別の打ち手立案に直結する切り口である。
本月の自由記述分析から導かれる具体的なアクションを、緊急度・実現性の観点から提案する。属性別の感動と課題の差を踏まえた、ターゲット別・優先度別の構成とした。